柏葉脳神経外科病院 様
札幌市で50年以上地域に密着し、高度で最先端の医療を提供してきた柏葉脳神経外科病院は、“地域医療に貢献する”という開設当初からのポリシーの下、かしわば記念クリニックや白石中央病院等、関係医療機関と連携しながら、よりよい医療を提供し続けています。
「積極的な情報交換無くしては最先端技術の臨床応用は実現しない」
他部門との連携を密にし、最先端医療技術を生かし世界水準の医療提供に取り組まれている、先端医療研究センター センター長 松澤先生と、病院のIT部門を支えるIT推進室の白須様に、システムの利用シーンや導入の効果についてお話を伺いました。
松澤 等 先生 |
IT推進室の皆様 |
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インターネットサーバーの接続が不要、閉域網で利用可能
導入の決め手は何でしたでしょうか
松澤先生
新型コロナウイルスのパンデミックが導入を検討するきっかけとはなりましたが、院内での密や院外での接触を避けるため、離れた状態でコミュニケーションをとれる方法を探していました。色々な製品があるなかで、ADMENIC LNX-RSは、インターネットサーバーに接続する必要がなく、関係医療機関だけの閉域網で利用できる点が一番の大きい決め手となりました。
外部サーバーを経由せず、しかも患者情報やデータは画面キャプチャのみでやりとりできるため、データの流出の心配がなく安心して使用できます。
具体的にはどのような使い方をされていますか
松澤先生
朝の症例カンファレンスや緊急の症例検討で使用しています。
当柏葉会では、柏葉脳神経外科病院、柏葉会本部、かしわば記念クリニック、白石中央病院等、関係医療機関が札幌市内に点在しており、各機関同士で連携し最善の医療を提供しています。そのために、各担当スタッフが同じ情報を把握しておく必要があり、ADMENIC LNX-RSで映像も含めた症例の情報を共有しています。
院外からもカンファレンス参加ができるように
導入の効果はいかがでしょうか
松澤先生
以前はスタッフの所在場所が点在する中でカンファレンスルームに集まるのは、時間面でも効率面でもなかなか大変でした。今では各施設や医局からカンファレンスができるので、スタッフにも好評です。また、モバイルVPN接続プランの導入も併せて行ったことで、出張先からでもカンファレンス参加が可能になりとても良いです。
特に好評な機能はありますか
松澤先生
画面拡大・切替え機能はよく使います。
朝の限られた時間内でカンファレンスを行うのですが、症例が多い時もあり、スピーディーな情報共有が求められます。ADMENIC LNX-RSの複数画面の同時共有機能では、任意の画面をクリックで簡単に拡大したり画像を入替えたりできますが、切替わりが早く操作が簡単なので、スムーズな進行に役立っています。映像もとても綺麗に表示されます。綺麗な映像表示は流石ですね。
安定稼働に向けて色々とご調整をお願いすることもありましたが、関係各所の方の連携により、より使いやすいシステムにしていただいた、という印象があります
松澤先生
導入にあたっては、特にIT推進室の皆さんに多くのご協力、ご尽力をいただきました。インフラ整備や細かい調整等、本当に色々と携わっていただいたお陰で、システムを有用に使えています。
白須様
導入当初、既存ネットワーク帯域の細さやルートがネックとなり、問題箇所を見つけネットワークを安定させるまでには結構苦労しました。ただ、そのおかげでネットワーク経路や中継ハブ、LANケーブル等、ネットワークインフラの見直しに繋がりましたし、来年の新棟での構築に向け、良いヒントを得ることができたと思います。
今後、期待することがございましたらお聞かせください
松澤先生
映像受信者側からでも共有映像を操作できるようになると良いと思います。
また、モバイル端末でも使いやすくなると更に良いですね。iOSでも使用できることを期待しています。
社会医療法人 柏葉会 柏葉脳神経外科病院 https://www.kashiwaba-nougeka.or.jp 札幌市豊平区月寒東1条15丁目7番20号 |