ADMENIC DVP2を導入する以前は、術前・術後の静止画(口腔内写真)を患者さんに見せて説明を行っていたので、歯科医師、歯科衛生士側では治療内容を説明していたつもりでしたが、静止画に映る情報だけで、患者さんには本当に伝わっていたのだろうかと疑問に思っていました。また、治療中の映像を撮るシステムがなかったことにも不満を感じていました。
■導入の目的・重点ポイント
・使いやすさ、編集のしやすさ
・プレゼン時の回転、上下反転(特に患者さんへ説明する際の上顎、下顎の反転に利用)、拡大はADMENIC DVP2だからできる大きな優位点
・記録した診療映像は、財産として将来的に後進の育成のために使うことができる
・タグ機能を使って診療内容ごとに整理できるので、目的の診療映像が探しやすい
治療後の説明は歯科衛生士が行う。回転機能や比較
機能を使用することで、患者さんの理解も深い
前述のように歯科衛生士は、治療後の説明を担当します。映像の再生機能を活用しています。タッチパネル操作がスマートフォンを使う感覚に似ているのも使いやすいです。効果を感じたのは、歯間ブラシの指導です。従来は、模型を使用したり、患者さんに手鏡を持ってもらって行っていましたが、直感的ではないので伝わりづらいことが多かったです。そこでマイクロでメンテナンスの様子を録画して見てもらうことで、自分の口腔内でどのようにブラシを使えば良いのかが目に見えて分かるということで非常にご理解いただけるようになりました。
症例検討として同一症例の患者さんの映像を比較して見るのにA-Bモード利用しています。また、自己研鑽として自分の手技を見ることもしています。
マイクロとADMENIC DVP2を導入したことで、今まで見えていなかった歯石が見えるようになり、診療の精度が向上しました。また、映像を見せて説明できることにより、患者さんの安心感、信頼性を得ることができました。
将来的には、カメラの高性能化や4Kカメラへの対応といった画質面での強化にも期待します。
1000円札を使用してマイクロの実習を行う高﨑先生。セミナーには、他院の医師、歯科衛生士のほか、メーカー、ディーラー、技工士なども参加する
ナチュラルティースでは2011年の夏より、年2回、自費の予防の仕組みを学んで頂く、スタッフ参加型セミナーを開催しています。
歯科医師だけでなく、受付スタッフ、歯科衛生士が一緒に参加し、同じ場で講義や実習を行い、さまざまな情報を共有することで、知識・技術の向上に繋がり、毎回20名を超える方々が参加しています。
マイクロ診療の技術向上の講義はもちろん、患者さんに治療内容を映像で説明することの利点を啓蒙しています。ここでもADMENIC DVP2が活躍しています。
院長の高﨑先生(中央)とスタッフのみなさん
歯科医師:高﨑智也
1999年 九州大学歯学部卒業
1999年 九州大学歯学部第一口腔外科博士課程進学
2000年 九州大学医学部法医学教室に出向
2003年 九州大学歯学部博士課程修了
2003年 口腔外科退局後、福岡市博多区自費専門クリニックに勤務
2005年 長崎県平戸市生月島にてNATURAL TEETH開業
雑誌「歯界展望」、「歯科医療」、「デンタルダイヤモンド」、「Quint DENTAL AD Chronicle」など執筆多数
全国各地で予防・チーム医療・審美治療の講演多数
2013年より東北大学大学院 歯学研究科 予防歯科学分野 非常勤講師
【所属学会】
日本歯科保存学会/日本法医学会/日本審美歯科学会、/AACD(アメリカ美容歯科学会)
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