株式会社毎日放送は、1999年より春の選抜高等学校野球大会の試合映像を、同社のホームページにて公開している。
2013年第85回大会では、「Cambria Live」を中心としたライブ配信・時差編集システムを使用してライブ配信と共に得点のハイライト映像や、全イニングの映像をVODにて視聴できるサービスを提供した。
HD-SDIから入力した試合映像は、「Cambria Live」でH.264形式にエンコードを行い、インターネットライブ配信を行うと同時に、同じ映像がNASに保存され、時差編集システム「ClipCutter」で、収録直後から即座に編集することを可能にした。
編集後の映像は、「Cambria Cluster」と「Cambria FTC」によってVOD向けの映像制作変換とアップロードが自動で行われる。時差編集のメリットを活かし、試合の最中でもVOD用の得点映像やイニング映像を随時更新することを可能とした。
Cambria Live / ClipCutterの連携システムによって、インターネットライブ配信だけでなく軽快なレスポンスと簡単な操作で時差編集ワークフローを実現した。
■導入の目的・重点ポイント
・ライブ配信だけでなく、VOD用向けの編集/変換も行えるトータルシステムの構築
・インターネットライブ配信は、Ustrem/YouTube Live/FlashServer/Wozaなど多用なサーバーに対応
・ライブ配信と同時録画を行いながらファイルをクローズすることなく編集が可能
・エンコードはCambria Cluster/Cambria FTCで行うため、編集作業中でもバックグラウンドでVOD用エンコードが可能
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システムの提案をいただいた時から、現場の意見を取り入れた開発や迅速な対応に安心感がありました。 選抜高校野球だけでなく、ホームページでの配信や各種イベントでのライブ配信などに幅広く活用していく予定です。 今後は他システムとのシームレスな連携などシステムアップを図りたいと思います。 |
